インタビュー

未経験からWeb系アグリテックへ前職を活かしエンジニア転職

パソコン嫌いの未経験からAgriTech(アグリテック)のWeb系自社開発企業へエンジニア転職を成功させた仲村さん(@_naka_no_mura_)。仕事に熱意を持てない時期にスキルアップ目的でRUNTEQ(ランテック)へ。働きながらプログラミングの技術と質問力を磨き、就活の面接では代表に前職での仕事ぶりもあわせて評価されました。仲村さんの農業への熱い思いと共にお届けします。【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビューvol.26】※RUNTEQ学習期間は2020年8月-2021年2月

パソコン嫌いが一転、エンジニア志望へ!?

Q. ご経歴を教えてください!

大学は農学部を卒業しました。

農学部に入学した一番の理由は食が好きだったからです。あとは、理系だと実験が行える点が魅力に思えたからでした。

理系の中でも理工はパソコンが必須ですが、当時の僕はパソコンがとにかく嫌いだったので消去法で農学部にしました。でも実際に入学したら農学は本当に面白かったです。

大学卒業後は新卒で農業関係の会社に入社しました。

僕はずっと園芸を勉強していたんですが、仕事は畜産関係のことを行っていました。

Q. パソコン嫌いだった仲村さんのプログラミングとの出会いは?

実は、当時の僕は会社の先輩に「やる気ない」と思われてたんですよね。

先輩と名古屋まで出張に行った時に、先方に対する質問が全然出てこなくて、先輩に初めてけっこうがっつり怒られたんです。

その帰り道に「なんで質問が出てこないんだろう?」と考えたら、「そもそも興味がないんじゃないかな?」と思いあたりました。

学生の時は農家さんのところに行っても普通に話ができていたのに、今できないってことは今の仕事に興味がないってことなのかなあと思ったんですね。

少し何か色々やってみようかなと思い始めていた2020年1月頃に、たまたま会社で気の合う先輩が「なんか今プログラミング流行っているらしいよ」とProgateを教えてくれました。

ふたりでやってみたらとても楽しくて一緒に勉強しました。

Q. RUNTEQへの入学のきっかけは何でしたか?

一緒に勉強していた先輩がRUNTEQを見つけてきたんです。

先輩が先にキャリア相談会を受けて、勧められたので自分も行ってみたという感じでしたね。

また、実際に自分が勉強した外部教材にRUNTEQへの導線があって、公式に導線があるなら信用できるスクールだと思って入学を決めました。

 

Q. スキルアップ目的でご入学されたということですが、転職へ方向転換をしたきっかけはありますか?

当時はまだ「仕事は3年やってこそ」という考えがあり、転職はあわよくばできたらで、そのまま前職を続ける予定でした。

ポートフォリオも会社で使う在庫管理システムをつくろうと思っていて、1ヶ月ぐらい本気で取り組んでER図や画面遷移図までつくっていたんです。

ところが会社が急に既存サービスを導入しましょう!という動きになり、自分で作る必要がなくなったんです。結局ポートフォリオは別のものを作ることにしましたね。

その出来事から、農業に関するシステムを作る時に農業の知識もテクノロジーも扱える人間がいたら重宝されるんじゃないかなと思って、結局転職を決意しました。

働きながら学習!修了後はコミュニティが大活躍

Q. カリキュラムはいかがでしたか?

難しかったですね。

僕はあまり良くない受講生で、すごいギブアップをしてたんですね(笑)バディの方との面談でギブアップしないと進めないかな?と言われたこともありました。

もちろん単純にできないから答えを見ていたわけではありません。

仕事しながらでカリキュラムが全然進まなくて、目安時間をすぎると気持ちがどんどん焦ってしまうんですね。

心が折れたら終わりだと思っていたので、折れる直前でギブアップする方法をとっていました。

例えば取り組む目安が10時間で、15時間自分で頑張ったらギブアップするというように、なるべく自分のメンタルと進捗を優先していました。もちろん後でしっかり復習していました。

今までの経験から、勉強の仕方を自分なりに確立出来ていたのは大きかったと思います。

僕には見えない中で手探りでやっていくんじゃなくて、ゴールから見て逆からやっていくのが一番あっていたんです。

プログラミングもそれで行けるかなあと思って当時は逆算の方法を採用していました。今思うと失敗だったなと思うんですが(笑)

Q. コミュニティは活用できましたか?

最初コミュニティは全く使っていなかったんです。

特にイベントは仕事であんまり出られず、修了後に出られるようになりました。

最初にコミュニティを活用できなかったことは後悔しています。

しかし、カリキュラムを優先して終わらせたいという気持ちが強く、結果として計画通りカリキュラムを終わらせてポートフォリオも進めることができました。

Q. カリキュラム後半ではコミュニティでよくお見かけしましたが、何か心境の変化がありましたか?

ありました(笑)

修了日が近づいてきて急に危機感をもちはじめ、なんでもいいからアウトプットしておこうと思ったのが発端です。

それまでは詰まったらひたすら調べて、何か上手く行くものを見つけて試して解決してきたんですが、ポートフォリオでは同じ方法だと進まなかったんです。

思考整理のメモ代わりにtimesとかを積極的に更新し始めたら、色々な方がtimesに入ってきてくださったんです。

困っている時に先輩がすぐに「この記事参考になりますよ」とtimesで共有してくださって、改めて先輩を尊敬しました。

Q. 働きながら勉強されていたそうですが、どのようなスケジュールで学習を行っていましたか?

平日は朝5時に起きてまず散歩にいき、帰宅して1.5~2時間勉強してから仕事に行っていました。

仕事が終わってから夜に勉強しようとしてもあまり集中できませんでした。

たとえば、夜に時間かけて出来なかったことが、朝すぐに解決したりしますよね。朝早起きすると仕事も上手く行っていましたし、早起きは僕の力の源でした。

土日も学習しながら、もちろん地元の友人と遊んだりして、自分にご褒美を与えるようにしていました。

自分はモチベーションのコントロールが上手い方だったので、やる気の波もあんまりなかったですね。

Q. RUNTEQの学習して良かったなと思うことはありますか?

やっぱり質問の仕方ですかね。

自分はすごくたくさん質問していたわけではないのですが、他の人の質問はよく見て考え方などを参考にするようにしていました。

あとゴールが決まっているのも良かったですね。

修了期間までにクリアすべきラインが明確で、もしそれがなかったらダラダラやってしまっていたと思います。

前職の経験を活かし念願のアグリテックへ

Q. 修了後の進路を教えて下さい

農業とテクノロジーのアグリテック企業に入社しました。

日本の農業を活性化させたいという大きな夢を持ちつつ、最初は一人の農家さんに対してきちんと使いやすくて求められているものを作っていきましょう!というマインドを持った会社です。

具体的なサービスとしては、Webサービスを前提としたIoTのような感じですね。

例えばビニールハウス内の温度・湿度・風の強さ・水分量を機器で観測してデータを飛ばし、農家さんがビニールハウスを離れても遠隔操作が出来るようなサービスなどです。

このような設備は高いイメージがあるように、大掛かりなものだと1億とかしてしまうんですね。

それが設置込みで2~5万ぐらいで済むので手にとって頂きやすいのかなと思います。

代表の方曰く、エンジニアも現場に出て農家さんから直接フィードバックをもらって進めていきたいと考えているそうです。現場との乖離がないのかなと思い志望しました。

Q. 就職活動はどのくらいの期間行いましたか?

前職との兼ね合いで就職活動に時間を割けなかった期間があり、その間に自己分析をやっていました。

その後本格的に面接練習などを始めて、1ヶ月ぐらいで内定を頂きました。出来る時に出来ることに力を注いだ感じですね。

エントリーしたのは14社で、面接に進んだのは3社、その中の1社に内定を頂きました。

これを逃したらもうアグリテックには行けないだろうなと思っていました。

Q. 就職活動の軸について教えてください

最初の1~2週間はアグリテックに絞って探していました。

しかしWantedlyで調べるとアグリテックは5社しかヒットせず、その中で行きたいと思ったのは3社だけでした。

農業全般に広げると7社に増えました。Wantedly以外の求人サイトにも見てみようとカオスマップを見たら、スタートアップがほぼなくて、結局7社にまでしか増えませんでしたね(笑)

キャリアアドバイザーの方に相談したらやはり別の視点で応募数を増やしたほうがいいとアドバイス頂きました。

モチベーションを管理することを得意だったので教育事業、スポーツテックなども見てはいました。

Q. 内定をいただいた企業の選考で、評価されたと感じるところはありますか?

今まで農業の勉強や仕事をしっかりやっていたのが評価されたように感じます。

技術に関してはCTOがポートフォリオを見てくださって、「これぐらいあれば大丈夫じゃないの?」と判断してくださったそうです。

代表とは1時間ぐらいずっと農業の話しかしなかったです(笑)

ずっと農業の未来を語りましたね。前職の仕事も頑張っていて良かったなと思います。

前職の仕事で不便だなあと思ったことをとりあえずメモをしていたんです。

僕の所属してた課がすごく人数が少なく、マニュアルが全然なかったのですごい苦労して。

新人の時こう言ってもらえたら理解できただろうなってことって3年経ったら絶対忘れてしまうじゃないですか。だから後輩が出来た時のために1年目の間に色々メモしておこうと思って実践していました。

後から見返したら新しいアイデアにつながったりして、メモする癖があってよかったなと思います。

また、仕事する上で現場に行って農家さんの話を大事にするというのをポリシーにしてやっていました。それを面接で話したところ、「大事にしてほしい」と代表と思いが一致したんです。

自信を持って代表と話せたのは今まで頑張っておかげだったと思います。もしいきなり面接に行っても自信がなくて全然話せなかったでしょうね。

Q. どのようなエンジニアになりたいですか?

みんなから頼ってもらえるエンジニアになりたいですね。逆に自分はチームのために働けるエンジニアになりたいなって思いますね。

例えば、一緒にやってる人のために頑張ってやっていたら結果会社やお客さんのためになっていたとか、派生してどんどん良くなっていったらいいなあと思います。

泥臭いかもしれませんが人のつながりを大事にしたいです。

Q. 働きながらプログラミング学習を頑張ってるひとにアドバイスをお願いいたします!

一般論に縛られず自分らしく、自分のやり方で貫いてほしいなと思います。頑張ってください!

編集後記

いかがでしたでしょうか?

仲村さんは前職の経験を活かして、未経験からアグリテックのWeb系自社開発企業へ転職を成功させました。

働きながら学習を進め、前職で意識的に仕事を工夫して行っていた姿が印象的でしたね。

RUNTEQでは仲村さんのように前職を活かしてWebエンジニアを目指す方を応援しています。
もちろん心機一転新しい業界や分野でエンジニアとして頑張りたい!という方も歓迎します。

RUNTEQにご興味がある方、本気でWebエンジニアを目指していらっしゃる方は、まずはぜひRUNTEQの無料キャリア相談会にお越しください。
あなたのご状況に合わせたロードマップを一緒に考えます!

ご予約はこちらから可能です。ぜひお待ちしております。https://runteq.jp/

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