インタビュー

地方公務員からのWebエンジニア転職 業務改善の先に見えたもの

地方公務員時代にプログラミングで業務改善を行い、同僚から「仕事がしやすくなった」という声からエンジニア転職を決意した内海さん(@watsumi_)。働きながらRUNTEQ(ランテック)でプログラミングを学習後、未経験ながら技術力とビジネススキルが評価され業務委託からWebエンジニアへの一歩を踏み出しました。学習や就活で不安になった時はコミュニティに支えてもらったエピソードなど、リアルな学習事情をお届けします。【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビュー vol.28】※RUNTEQ学習期間は20年7月-21年3月の8ヶ月間

プログラミングのスタートは公務員時代の業務改善

Q. ご経歴を教えてください

今年26歳で、大学は岡山大学の経済学部に行き、主に国際経済を専攻していました。

実は祖父が2人とも経営者で、自分自身は会社を経営しようとは思っていませんでしたが、会社が倒産したのをきっかけに企業の発展や成長に興味が出ました。

大学では経済も経営も学びたいなと思って、近場で家から通えるところを探しました。岡山大学は、経済と経営が学部で分かれておらずどちらも学べたため入学しました。

大学卒業後は、地元の企業支援や商店街の支援がしたくて地方公務員として3年間働きました。

Q. エンジニアを目指したきっかけは?

大学の頃、もともとSEに興味があってprogateをやっていました。
プログラミングは面白かったですが明確な目標もなくやってたため、当時は仕事にするのは違うかなと思っていました。

前職で公務員として働いている時に、煩雑な業務が多かったり情報を紙で管理していたりと効率が悪いと思う仕事が多く、自動化したくてプログラミングに興味を持ちました。

最初は独学でPythonを勉強して、仕事をやりながらプログラミングで効率化していくのが楽しかったです!

仕事が終わって朝までプログラミングを勉強していて、気づいたら日が出ていたりするときもありました。プログラミングは苦じゃなく勉強できていると思います。

最初は主に自分の業務を楽にするために業務の自動化をしていました。

勤務2年目の終わりくらいからある程度の裁量を持ってできる仕事が増え、ローコードツールを使ったアプリを実際に組織へ導入して使ってもらいました。

職場の人に使ってもらうアプリを作ったときは、「使いやすい」や「仕事がしやすくなった」と言っていただけて嬉しかったです。

この経験からエンジニアへの転職を視野に入れ始めて、ちょうど4年目の部署異動を見越して、周りへ迷惑や負担をかけないように配属が決まる前に辞めることを伝えました。

Q. RUNTEQに入ったきっかけは何でしたか?

2020年の5月から勉強を始めて、最初はずっと独学で頑張ろうと思っていました。
でも、どこまで勉強すればいいのかわからなくて。

プログラミングスクールについて調べていく中で、RUNTEQ校長の菊本さんのTwitterやブログを見て、綺麗事なしで書いてある文章が信頼できると思ってRUNTEQに入りました。

RUNTEQへ入学するまでは、Udemyやドッドインストール、PHPを書籍で勉強していました。

エンジニアを目指すために勉強した量としてはあまり多くはないと思いますが、それまでに興味あるものを好きで色々かじっていました。

働きながらの学習をアプリ制作とコミュニティで乗り切る

Q. 学習で苦労したところはありますか?

一番辛かったところは、外部教材で毎章新しいことを覚えていく中で、点と点が繋がりきらないなと思いながら進めていたところです。

点と点が線で繋がるようになったのは、基礎編カリキュラムでやった内容から自分でテーマを決めてアプリを何個か作ったりしてからです。

そのときはクラフトビールにハマっていたので、飲んだビールを登録したらランダムで提案してくれるサービスを作りました。

自分で考えてサービス作ってみるとそれぞれが何をやっていたのかがわかり、そこで初めて知識がつながる感じがしました。

Q. 内海さんは働きながら学習されていたとお聞きしました。どのように学習時間をとっていましたか?

平日2-3時間、土日は10時間ほどです。仕事が忙しい時期は1日1時間できるかどうかでした。

実はカリキュラムの基礎編中盤で仕事が忙しくなってしまって、一時期フェードアウトしてしまいました。

でも、学習を途切れさせたらまずいという焦りで、絶対に勉強する時間は取っていました。
特に忙しかった時期には、バスの中でも勉強していましたね。

そのときは自分の中でモヤモヤしたまま課題を進めてしまっている部分があり、理解できていない焦りの中でアプリを作ったりしていました。

理解できないから理解するまでやるという信念を持って勉強を続けました。

Q. 他にRUNTEQで印象に残ったことはありますか?

カリキュラム応用編へ入ったあたりの2020年12月頃、後輩から「Amoug Us」というゲームに誘われてDiscordやコミュニティに入りやすくなりました。

それまでコミュニティを活用できていなかったのですが、これを機に交流が広がりました。

また、同期会というイベントで同じように公務員の経験がある方がいることを知り、存在だけでもありがたかったですし安心しました。

これは、コミュニティの良さの1つだと思います。

それまで学習にけっこう不安もありましたが、自分より先に進んでいる方がいることで良い目標にして頑張れました。

また、就活の進捗が思うように進まなかったとき、同期に話を聞いてもらって「今の状況や感情をnoteにまとめたら」と助言をもらえたことが特によかったと感じています。

書き出すことで自分の中で整理ができ、この棚卸しのおかげで、面接時に想定外の質問が来たときも話を繋げることができました。

ポートフォリオが掴みになった面接

Q. 就職活動の期間や就職先、辛かったことを教えてください

就職活動期間は、準備期間も入れて全部で1ヶ月半です。

3月下旬から自己分析を進めた後、4月から応募をしはじめ、1ヶ月ほどで内定をいただきました。

Wantedly等を経由して24社に応募して、面接まで進めたのは4社です。

ご縁もありまして、2社からオファーをいただき、RUNTEQさんからご紹介いただいた株式会社SENRIさんに就職することにしました。

株式会社SENRIさんでは、新興国向けの営業支援ツール(Sales Force Automation)を開発しており、業務ではRailsを使用しています。

就活は企業から返事が来ないことも多く、待っている時間が辛かったですね。

その間は同期にDiscordで話を聞いてもらったり、ポートフォリオサイトなどを作って気を紛らわしていました。

Q. 面接ではご自身のどのような点が評価されたと思いますか?

株式会社SENRIさんの面接では前職で行なっていた業務改善について深堀りされました。

のちに面接のフィードバックを頂いたのですが、何かを作る能力や、ローコードでの業務改善経験もかなり評価していただいたと思います。

技術よりも考え方の部分をよく聞かれ「どう考えて、どういう経緯でそれを作ろうとしたのか」を深掘りされました。

ポートフォリオについてはあまり触れられませんでしたが、『さけぐらむ』はよい掴みになりました!

就職先の面接で出席してくださったCTOの方はRUNTEQ校長である菊本さんの知り合いだったのですが、なんと、菊本さんから声をかける前に『さけぐらむ』について知ってくださっていたんです!

面接では、日本酒が好きだということで盛り上がりました(笑)

Q. RUNTEQの就活サポートはいかがでしたか?

連絡のやり取りを仲介していただいたり、フィードバックもキャリアアドバイザーの方経由で聞いていただいたり、技術面談もよく実施していただけたので自信につながりました!

本当にありがたかったです。

Q. どのようなエンジニアを目指していきたいですか?

私は、前職で自分の業務改善のためにプログラミングをやり始めました。

しかし、職場の方にも使っていただけて「すごく仕事がしやすくなった!」と喜んでもらえることがすごく嬉しく、勉強も苦じゃなかったため、エンジニアを職業にしたいなと思うようになりました。

今後はエンジニアとしてだけでなく、ビジネスパーソンとしても成長したいと思っています。

前職では自分の管轄している範囲しか見られませんでしたが、就職先の事業は世界規模なので視野を広くして働いていきたいです!

また、できるだけ多くの方に自分が携わったアプリを使っていただいて、広い範囲で効率化されたり、仕事がラクになってもらえたらといいなと思います!

Q. いま学習を諦めそうになっている方へアドバイスをお願いします!

仕事を続けながらエンジニアになるための勉強をすることは、それなりの代償を払わないとできないことだと思います。

それでも挑戦しようと思った背景があるはずなので、初心を忘れずに勉強していくことが大事だと考えています。

僕は理想像を紙に書き出して最終ゴール(来年の何月にこういう風になっていたいなど)を作り、逆算して目標を立ててそこに向かって頑張ることで努力を継続することができました!

みなさんも頑張ってください、応援しています!

編集後記

いかがでしたでしょうか?

今回は公務員経験を経て、Web系エンジニアへ転職成功した内海さんをご紹介しました。

ご自身が作ったアプリで喜んでくれる方がいることが嬉しい、と話す姿が印象的でしたね。

内海さんのように、現職で簡単なプログラミングを用いて、業務改善を行った経験のある方も多いのではないでしょうか?

RUNTEQでは皆さんのご経験をエンジニア転職につなげることが可能です。

RUNTEQにご興味がある方、本気でWebエンジニアを目指していらっしゃる方は、まずはぜひRUNTEQの無料キャリア相談会にお越しください。

あなたのご状況に合わせたロードマップを一緒に考えます!

ご予約はこちらから可能です。ぜひお待ちしております。https://runteq.jp/

本記事を読んだあなたにおすすめ!公務員からエンジニアに転職成功した卒業生

30代公務員の「自分で仕事を選べる」Webエンジニアへの挑戦

岡山の小学校教員から東京のリーガルテック企業へ

この記事を読んだ方にオススメ