インタビュー

活発なコミュニティだからこそ実現できた飲食業からのエンジニア転職

飲食業界の人事担当から未経験でWeb系自社開発に就職した坂本さん(@kosuke54177851)は自身のポートフォリオ制作はRUNTEQ(ランテック)の活発なコミュニティあってこそと言います。Railsカリキュラムの中でも難易度の高いSorcery課題で躓いた時は講師やバディとの面談を活用。就活では受講生同士でチーム開発した経験も高く評価され、現在はただissueを与えられるだけでなく改善案を積極的に求められる現場に面白さを感じているそうです。【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビューvol.32】※RUNTEQ学習期間は2020年11月-2021年7月の8カ月間

先輩の直談判に衝撃 会社に依存しない働き方を求めて

Q. ご経歴を教えてください

高校卒業後、北海道の短大に進学しました。その短大では、大学への編入も見据えて法学と経営の基礎を学びました。

結果、短大で良い成績を修めることができ、3年生からは無条件で國學院大學の法学部に編入し、同大学を卒業。

大学の授業ではHTMLとcssを使ってホームページを作ったりしたこともありましたが、当時は自分的には塗り絵のような感覚でした。

「ここにこうやって当てはめていくんだな」ってぽちぽちやっていただけで、プログラミングに対しての意識はありませんでしたね。

学生時代に個人経営の居酒屋でアルバイトをしていたことを通じて、経営面と人的マネージメント両方ができる飲食業が面白いと感じ、大学卒業後は飲食関係の仕事に新卒で就職しました。

飲食業は波があるので、大手で福利厚生もしっかりしているところが良いと思い就職先を決めました。

Q. なぜプログラミング学習を始めましたか?

プログラミング学習を始めた理由は2つあります。

就職した企業では最初は営業でしたが、その後異動して人事労務に行った際に、1万人以上いる従業員の健康診断などの管理を全部紙ベースで行っていたのです。

非効率的な紙ベースでの仕事に加え、電話応対などの日常業務もあり、自動化できないかなと思ったのがまず1つ目の理由です。

また、従業員のストレスチェックを外注していたのですが、システムにログイン出来ないというトラブルが多発していました。

ストレスチェックのために逆にストレスを与えてしまっているという矛盾を自分で解決したいなと思ったんです。

なぜシステムにログイン出来ないのかということも、プログラミングの知識がないので分かりません。

事務の方に説明したり、外注先に説明するときにも、そのあたりのプログラミングの知識が必要だと感じました。

組織に新しいシステムを導入することで解決するのではなく、自身の作業をシンプルにできないかと考えたのがプログラミング学習を始めるきっかけとなりました。

Q. エンジニアを目指したきっかけはありますか?

このきっかけも2つあります。

まずProgateが真剣に面白くなったということが1つ。

高校時代のラグビー部の同期で、エンジニアになった友人がいて、プログラミングについて相談してみたことがあるんです。

その時に「エンジニアは皆Progateをしていて、逆にProgateができないならエンジニアは向いてないよ」と言われ、始めてみたら本当に面白かったんです。

もう1つは、前職がコロナの影響で人員整理を行った時に感じたことです。

当時は人事に所属していたので、年配の方が上司に「ここでずっとやってきたんだから」「ここを辞めるとその先がきびしい」と直談判する様子を見た時に衝撃を受けました。

そして、自分の先も見えた気がしました。

その様子を目の当たりにした時に、会社に依存しすぎるのは良くないと思ったことがきっかけです。働き方を変えなければと明確に思いました

Q. RUNTEQの入学を決めたきっかけがあれば教えてください

大手のスクール2社とRUNTEQとを比べて決めました。中でもRUNTEQはTwitterでの評判が良かったです。

そもそもパソコン自体もあまりさわったことがなく、IT業界についても無知だったので、スクール選びの条件として見ていたポイントは

・腰を据えてじっくりと学習できる環境があること

・コミュニティが活発でありいろんな方と情報交換ができること

でした。

そして、この2つを叶えてくれるのがRUNTEQでした。

あとRUNTEQはキャリア相談会で営業をかけてこなかったところに好感度が上がりました。

他のスクールは「エンジニア向いてますよ!」とか「世界変えられますよ!」などと言葉で盛り上げて、こちらの話はあまり聞いてくれない雰囲気がありました。

でもRUNTEQは違いました。

「坂本くんの状況を考えて、年齢的にはスクールを選ぶという選択肢は間違ってないけれど、うちを見たうえで他を比較して、自分に合うところがどこかちゃんと考えてみてね。」

と言ってくれて、逆に信用出来るなと。ここに決めたいなと思いました。

モチベーションが下がった時は面談で相談

Q. RUNTEQのカリキュラムはいかでしたか?

すごく難しかったです。ふるいにかけられてるのではないかと思いました。

これについてこれなければ、そもそもエンジニア転職は無理だよ、というスタンスで作られているカリキュラムなのか?と当時は思っていました。

それをバディの方に相談したら、すぐに講師の方も交えて面談を組んでいただき、何がわからないかをすごく深掘ってもらえて、私に合った勉強法を模索してもらいました。

また、Discordで他の受講生にモチベーションを上げてもらえましたし、分からないところを教えてくださる先輩方にも支えられました。

Q. 学習で苦労したところはありましたか?

カリキュラムの基礎編のSorceryの学習に入ったあたりが一番苦労しました。当時は朝の11時スタートで夜の11時まで徹底して学習していました。

分からないところに対しても、当時は調べ方もわからないし、何が分からないのかも分からないという状態。

とにかく学習に時間をかけるということを大事にしていました。

そして、きつくなってきたらバディ面談と技術面談で話を聞いてもらっていました。

Q. 面談ではどのような話をしていましたか?

バディ面談の時に学習に関する相談はもちろんですが、それ以外のプライベートの悩み相談などもしていました。

面談の時にはもちろん普通に進捗確認がありました。その上で「それ以外に悩みなですか?」って聞いてくださって、面談時間をフルに使って話を聞いてくれたのがすごく良かったです。

仕事だから面談をしているということを超えて、せっかくだからこの時間使ってあなたのことを知りたいというスタンスで聞いてくれるところが印象的でした。

また、別の面談の時に「分からないところが多すぎてどう進めたらよいかわからない」いう相談をすると講師も交えて面談しましょうと提案してもらいました。

そこで何がわからないかをすごく深掘ってもらえました。

「最初はカリキュラム難しいと思うし、時間もすごくかかると思う。でも皆つまづくところだから、自分だけだと思い込みすぎないでね」

と声をかけてもらえたのが今でも印象にのこっています。

Q. 他の受講生との交流はいかがでしたか?

最初はDiscordに怖くて入れませんでしたが、バディ面談の際に相談したらすぐにDiscordにいるメンバー全員に話を繋げてくれて、入るきっかけを作って頂けました。

コミュニティでは受講生同士で夜中から朝まで技術の話をしたりなど印象に残ることばかりでした。

ポートフォリオに関しても、私のアプリはコミュニティに支えてもらったおかげで出来上がったと思っています。

あとはDiscordで雑談していた時に「みんなそれぞれ個人開発は取り組んでいるけど、チームでの開発はやったことないよね?」という話題になりました。

その勢いで1回やってみよう!ということになり、チーム開発に取り組んだりしました。

2ヶ月ほどかけて「AMONG US」というゲームを通じて、スクール内の交流の輪を広めるために、イベント企画などを行える参加型プラットフォームサービスを作りました。

とある面接が就職活動を変える

Q. 就職活動期間と修了後のキャリアを教えてください

トータルで2ヶ月間の就職活動期間で、13社応募。選考に通り面談をしたのが6社。そのうち1社から内定をもらいました。

事業的には婚活のプラットフォームを作っている会社です。

そちらの会社ではRails中心のバックエンド業務を担当しています。また、担当した業務によってはフロントエンドでjQueryなどを使うこともあります。

Q. 企業探しはどのような観点で進めていきましたか?

カリキュラムが終わるまではエンジニアになるのか、もしくはエンジニアの知識を持って人事の方に進んで行くのか迷っていました。

前職の経験とポートフォリオの作成経緯から、志望動機が言いやすいというのもありかなり業界を絞り込んで選考に応募していました。

その中で、一度圧迫面接を受けたことがあり、その時に

「きみは事業をやりたいのか?エンジニアとしてのスキルをのばしたいのかどっち?」

「メンタルヘルステックとか言ってるけど事業がやりたいんだったらエンジニアになる必要ないよね?」と言われました。

圧迫面接はきつかったですが、おかげで気付かされた部分がありました。

自分は事業をやりたいのではなく、エンジニアとしてスキルを伸ばしていきたいのだということに気付き、そこからは業界を絞らず社風と人で企業を選ぶようにしました。

コミュニケーションがしっかり取れる社風か、あとは裁量を持って働くことができるかというところは見ていましたし、面接の時にも実際に尋ねていました。

あとはフル出社かどうかも見ていました。

RUNTEQでの学習期間はずっとコワーキングスペースやカフェなどを利用していて、外で学習する習慣が着いていたんです。

ですので、フルリモートだと集中できないのでは?という思いがありました。

出社して、その時間は集中して仕事を。家では勉強を。というメリハリがついたほうがいいと思ったからです。

Q. 選考ではご自身のどの点が評価されたと感じますか?

どの会社にも評価して頂いたのは、ポートフォリオの「IKEMENTAL」です。
前職での課題解決を、ポートフォリオで一貫して行っていたところを評価して頂けました。

あと先ほどもお話した、カリキュラム外でのチーム開発についても評価して頂けました。明確に「すごいね」と言って頂けて嬉しかったです。

Q. RUNTEQの就活サポートはいかがでしたか?

すごく良かったと思います。私についてくれたバディの方にすごく親身になってサポートしていただきました。

すごく悩んでいたときにDMを送ってくださったり、何度も模擬面接や技術面接を組んで頂いたりしました。また、書類添削・自己分析・企業選びの深堀りの手伝いをして頂けて助かりました。

与えられるだけではない積極性が求められる現場

Q. 実際に業務を始めてみていかがですか?

上司とは会議や雑談など日常的なコミュニケーションをとりつつ、営業の人からも話を聞いてそれをアプリに落とし込んでいくという作業がメインになります。

エンジニアだから言われたところを改善していけばいいというスタンスではないところが良いです。

与えられたissueをこなすだけではなく踏み込んだ開発がしたいと思っていたので、今の会社はその部分が良かったと思っています。

Q. 今後どのようなエンジニアになりたいですか?

技術だけを追い求めていくエンジニアは目指していないです。

前職での経験も活かして、会社や他部署やチームをまとめていけるような、マネジメントの方に幅を広げて行ければと思っています。

関わるメンバーの人間性を大事にして、その上でそれぞれに合った提案ができるような人物像を目指したいです。

Q. いま学習で悩んでいる方に一言アドバイスをお願いします!

学習に悩んだり進路に迷ったりした時に、色んな人に話を聞いてもらって欲しいなと思います。自分で答えを出そうとすると考え方にしても学習にしても限界があります。

RUNTEQの良いところは、コミュニティ内で24時間いつでも日常的な雑談が行われている部分です。

普段からコミュニケーションを取ることで、いざ自分のパーソナルなところを話そうとするときには、話しやすい関係性がすでにできると思います。

皆同じ部分で悩んだりしますし、一人ひとりがちゃんと自分の意見を持って、それを真摯に伝えてくれるから自分のなかでいろんな選択肢を持つことができる。

それが他のスクールにはないRUNTEQのすごく良いところだと思います。

悩んでたらコミュニティに参加して、いろんな方に話を聞いてもらうということをして欲しいです。頑張ってください!

編集後記

いかがでしたでしょうか?

坂本さんはRUNTEQの面談サポートとコミュニティを上手く活用し、カリキュラムやポートフォリオ制作を完走しました。

プログラミングの学習はもちろん独学でも可能です。

しかしひとりでWebエンジニアとして就職できるレベルまで学習を続けることは、かなり強いモチベーションがないと難しいです。

RUNTEQで支えあえる仲間とともに、運営の適切なサポートでWebエンジニアまでの最短距離を走りませんか?

RUNTEQにご興味がある方、まずはぜひRUNTEQの無料キャリア相談会にお越しください!ご予約はこちらから、ぜひお待ちしております。https://runteq.jp/

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