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3連覇達成 ポートフォリオコンテスト「editch vol.3」レポート

ポートフォリオ合同コンテストeditch vol.3に出場したRUNTEQ生の受賞作品3つを振り返ります。RUNTEQは今回で3連覇を達成。勝ち進んだ作品は就職に強いポートフォリオを作成する際にも必要な「ユーザーファースト」の視点を持っていました。審査員であるエンジニア出身経営者やCTOから鋭い指摘と具体的なフィードバックを頂いた、editch当日の発表の様子をご紹介します。

みなさんこんにちは、RUNTEQです!

2021年4月25日(日) 株式会社デジタルビジネスシェアリング主催プログラミングスクール合同コンテスト「editch vol.3」が開催されました。

RUNTEQは通算三回目となるvol.3にも引き続き参加し、RUNTEQAidemyさん、そして今回から設けられた個人枠計5名が激突する中、見事3連覇を達成しました!

最優秀賞に輝いた三又さんオーディエンス賞に輝いた甲斐沼さんスポンサー賞と審査員賞受賞の仲村さん、本当におめでとうございます!!

らんてくん
らんてくん
激戦だったイベントの様子を振り返っていくぞ~!

「editch」とは?

editchの概要

「editch」とは、複数のプログラミングスクールによる、合同ポートフォリオコンテストです。 (公式サイトはこちら

甲子園のようにIT界隈を盛り上げたいという気持ちから始まったeditchは今回で3回目を迎えました。

editchでは各スクール生が作成した成果物を発表し、4つの評価ポイントで審査が行われます。

また、審査員としてエンジニア出身経営者やCTOの方々をお招きし、コンテストを視聴している視聴者にも審査に参加して頂き、エンジニアビジネス両方の視点で評価されるのが特徴的です。

以前開催されたeditchについてもアーカイブとレポート記事がありますので、ぜひそちらも合わせてお楽しみくださいね♪

▶vol.1のアーカイブはこちら レポート記事はこちら
▶vol.2のアーカイブはこちら レポート記事はこちら

審査員の方々とスポンサーの皆様

今回も豪華な審査員の方々とスポンサー企業の皆様にご参加いただきました。
まずは審査員の方々のご紹介をさせていただきます(順不同)。

株式会社Jidoca Technologies 代表取締役 兼城 駿一郎様
株式会社テクトレ代表取締役 井上慎也様
YassLab株式会社 代表取締役 安川 要平様
株式会社サイダス取締役CTO/COO 吉田真吾様

さらにスポンサーとして下記の企業の皆様にもご参加いただきましたので、ご紹介します(順不同)。

株式会社マンハッタンコード様
株式会社RaiseTech様
株式会社アクロスペイラ様
株式会社テックピット様
株式会社Bug.s様
株式会社PRAKLoT様

また、今回個人枠スポンサーとして、ひさじゅ@hisaju01さんにも参加していただきました。皆様お忙しい中ご参加いただき本当にありがとうございました!

審査基準と賞、賞品

参加者は持ち時間5分、質疑応答3分という短い時間で発表を行い、その内容を元に 「実用性」「技術力」「アイデア」「プレゼン力」という4つのポイントで評価されます。

評価が高い参加者には用意された4つの賞がそれぞれ授与されます。

「最優秀賞
審査員全員で審議して決定 賞品:HKKBのキーボード

「審査員賞」
各審査員それぞれが選定  賞品:当該審査員と1on1を1時間できる権利

「スポンサー賞」
各スポンサー企業が選定 賞品:各スポンサーによって決定

「オーディエンス賞」
視聴者の投票によって決定 賞品:外部モニター

各賞本当に豪華な賞品ばかりで胸が鳴りますね…!

それではいよいよ各賞の受賞者のポートフォリオをご紹介していきたいと思います!
受賞者への感想も頂いているので、ぜひ最後までご覧ください♪

【最優秀賞】三又一恭さん「Arrangy」

editch vol.3で見事「最優秀賞」を受賞したのは、三又一恭さん「Arrangy」です! おめでとうございます!

「Arrangy」はアレンジ飯を「知りたい」、「共有したい」と思っている人達が情報を共有できるサービスです。

(サービスへ 発表の様子へ  GitHubリポジトリへ

 

 

そもそもアレンジ飯とは……?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
少し考えてみてください。一人暮らしの方や仕事で忙しい方、最近何を食べましたか?

らんてくん
らんてくん
毎日同じようなものを食べてる人も多いんじゃないか?

さらにコロナウイルスのために気軽に外食ができなくなった今、食の選択肢はより一層限られてしまっていますよね。

そこで三又さんは、あらたな食の可能性「アレンジ飯」に目をつけました。
アレンジ飯とは、手軽に手に入れられるコンビニ商品や外食店の料理にひと手間加えた料理の総称を指します。

例えば、カップラーメンに卵を溶いて炒めチャーハンにしたり、外食店の牛丼にチーズを載せてトースターで焼くだけでチーズドリアにしたり……想像しただけでお腹が空いてきます!

三又さんは、これらのアレンジ飯のレシピを共有するサービスとして「Arrangy」を開発しました。

「Arrangy」ではTwitterのようにスクロールでレシピを閲覧することができ、写真から気になるレシピを閲覧することができます。

試しにひとつレシピを選んで見ると、レシピに対する味評価レーダーチャート「うまいいね!」や、コメントが表示されます。
ただレシピを投稿・共有するだけでなく、他の方のレシピに評価できるという点はなかなか嬉しい機能なのではないでしょうか。

こだわりのポイントはユーザーがレシピを投稿する際に、写真がトリミングできるところだそう。隅々までユーザーの使いやすさが考えられたサービスになっていることが伝わってきますね。

また、技術面ではコードの脆弱性を検知するようなライブラリを積極的に取り入れた点が評価されました。

三又さんの「Arrangy」はアイデアの面白さだけでなく、ユーザーの使いやすさを考えサービスを実現させた点が高く評価され、最優秀賞とともに兼城様・吉田様から「審査員賞」を、ひさじゅさんから「スポンサー賞」も授与されました。

本当におめでとうございます!

審査員と受賞者のコメント

一人暮らししている時に心当たりがある悩みで共感した。UIがいいなと感じる。実際のユーザーさんから得られるフィードバックはとても有益なのでぜひ早めにリリースしてほしい。

技術的な面でしっかりしているだけでなく、toCのサービスであることを意識して監視できるシステムも組み込まれていることが高評価。スキマの領域へのアプローチとなる企画として素晴らしい、事業として展開が期待できる。

面白いアイデア。ユーザーはゲスト審査員が知らない知見を持っている可能性があるので、区切りの良いタイミングでリリースをし、より洗練されたサービスにして頂きたい。

非常にメディアの特性を持った企画としてとても面白い。技術面ではセキュリティを担保できる仕組みが備わっている点が評価できる。今後機能を追加していく際に、自分の持っているサーバーレスの仕組みが役に立つのではないかと感じ、ぜひフィードバックしたい。

三又さん
三又さん
今回のイベントは就活に向けて大きな自信に繋がりました。 出るか迷っていましたが、思い切って出て本当によかったです。

また、CTOの方々とお話しできる機会もあり、大変良い経験になりました。

【オーディエンス賞】甲斐沼康成さん「VS MAGIC」

コンテストを視聴している方々が投票で選ぶオーディエンス賞には、甲斐沼康成さん「VS MAGIC」が選ばれました!

「VS MAGIC」とは、テキストエディタVisual Studio Code、通称VSCodeのショートカットをゲーム感覚で練習できるサービスです。

発表の様子へ  GitHubリポジトリへ

一流のエンジニアは普通のエンジニアと比べて10倍の生産性を持つ、と言われています。その秘密はずばりショートカットキーで作業効率を上げているからです。

しかし初心者にとってショートカットキーを覚えるのは至難の業ですよね。
甲斐沼さんは初心者でも簡単にVSCodeのショートカットキーを覚えられる「VS MAGIC」を開発しました。

「VS MAGIC」にはふたつのモードがあります。

まずランダムで表示されるショートカットキーを打ち込んでいくタイムアタックモード

こだわりのポイントはブラインドタッチでも入力中のコマンドが表示される点や、不正解の時にフラッシュで知らせてくれる点です。

そして、コマンドを勉強できるレッスンモードも備わっています。

「VS MAGIC」のレッスンモードは、ただコマンドが一覧表示されているのではなく、実際にコマンドを打ちながら練習することができます。

らんてくん
らんてくん
タイムアタックが苦手な人も、これなら落ち着いて勉強できるな!

「VS MAGIC」はeditch本戦の前日にリリースされていて、すでに40名以上のユーザーが利用しているとのこと!
甲斐沼さん曰く「決して多くはない数字」だそうですが、そのユーザーから頂いた声をしっかり反映して運用がなされている点は素晴らしいですね。

甲斐沼さんはこのサービスを通して、ショートカットを使う楽しさを知ってもらうこと、開発の時間的な余裕を増やし、エンジニアの生産性の格差をなくしていくことなどを考えています。

ますます発展しそうな「VS MAGIC」、今後の展開からも目が離せませんね!

審査員と受賞者のコメント

最近VSCodeを使い始めたのでぜひ使ってみたい。GIFの画像を自分で全部ひとつずつ用意しているところなど、細やかな対応も評価したい。

作りがシンプルで使いやすい印象を受けた。現時点では滞在時間は6分と長いが、今後コンテンツに満足すると出てくる離脱に対して何か考えがあるか気になる。離脱が減ればアドを入れてもいいと思う。

作ったものを出してユーザーの意見を反映する、最初の一歩を踏み込んで行っている。今後サービスを伸ばすためにも、今ある実績を公開することで次につなげるサイクルを作った点を高く評価したい。

甲斐沼さん
甲斐沼さん
まさか本戦に出場できて、オーディエンス賞までいただけるとは思いませんでした。

これもサポートしてくれたRUNTEQの運営の方たちと生徒の仲間たちのおかげです! ありがとうございました!

【審査員賞&スポンサー賞】仲村瑠さん「Best Gifter」

最後にご紹介するのは、惜しくも「最優秀賞」と「オーディエンス賞」を逃したものの、「審査員賞」と「スポンサー賞」を受賞した仲村瑠さんの「Best Gifter」です!

「Best Gifter」は結婚祝いのギフトを「何を」「いくらで」を明確にし、「第三者目線で」選ぶことができるサービスです。

発表の様子へ  GitHubリポジトリへ 制作秘話Qiitaへ 出場感想noteへ

社会人3年目の仲村さん。この時期の悩み事と言えば、そう第一次結婚ウェーブです。

親しい人の結婚報告は嬉しいものですが、何を贈るかという問題に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。仲村さん本人も初めて結婚祝いを贈ることになった際、大変悩まれたのだとか。

らんてくん
らんてくん
そんな悩みに着目して生まれたのが「Best Gifter」!

「Best Gifter」の2つの機能を使えば、 ギフト選びの悩みの中心となる「何を」「いくらくらいで」選べばいいのか、「第三者目線で」どんなギフトが喜ばれるのか、を解決することができます。

まず、結婚祝いに特化した商品検索機能で、「何を」「いくらくらいで」選べばいいかが分かります。

注目していただきたいのが、商品の絞り込み機能に「相手との関係性」が含まれている点です。
この絞り込み機能のおかげでギフトを贈る相手に適した金額の範囲で賞品を選ぶことができるんです!

また、商品をレビュー評価件数などで並び変えることもできますし、気になる商品が見つかれば楽天市場のページに飛んでそのまま購入することも可能です。

この「Best Gifter」をさらに使いやすくするのが2つ目のアンケート機能です。
自分でいくつかギフトを選んでみたものの、最終的にどのギフトがいいか絞れない!といった際に第三者に聞くことができる機能なんです。

ギフトを贈る方との関係性や、年齢、性別などを記入し、迷っているギフトを3つまで候補として選び投稿すると……

このように第三者に匿名でアンケートを取ることが可能です。もちろん気になるアンケートがあれば回答もできます。

匿名なので気軽に回答することができますし、ワンクリック投票しただけで他の人がどのギフトに投票したか結果を見ることができるデザインも魅力的です!

きっとこれから結婚ウェーブが来るみなさんも「Best Gifter」があれば安心ですね。

審査員と受賞者のコメント

実際に使ってもらった方のフィードバックがあるか気になる。自分もギフト系のサービスに携わった際に場面ごとに絞り込みができる機能は喜ばれたので、着目点を評価したい。

自分も第一次結婚ウェーブで結婚したので身近に感じるサービスだった。ギフト系のサービスはどういったサービスが表示されるかが大事。楽天APIを使っているようだが、楽天の商品をそのまま表示しているのか、独自のカテゴライズが施されているのか気になったが、きちんとしたロジックの上でいいとこ取りができているようだったので安心した。

自分自身もギフト選びに課題を感じていたので面白いサービスであると思った。今後のAPIを用いた顧客が求めるものとのマッチングの技術や集客に関することについてフィードバックを行いたい。

仲村さん
仲村さん
「editchに出る!」と、自分で締め切りを設けることで最後は駆け上がることができました!なにより発表を楽しめました!

私自身、友人の結婚祝いには「女性も振れるIH対応の最強の鉄中華鍋」を贈り、満足していただけました!

RUNTEQであなただけのオリジナルポートフォリオを作ろう

今回はeditch vol.3のレポートをお届けしました! 皆さんいかがでしたでしょうか?

今回のeditchにおける審査員の質疑応答で主な争点になったのが、すでにリリースされていてユーザーからフィードバックをもらっているかという点でした。

「実際にサービスを使ってくれたユーザーの声は、審査員の意見よりも貴重である」というお話に驚かれた方もいらっしゃったのではないでしょうか。

ポートフォリオを作っている過程で解決すべき問題が見つかったり新しい機能を思いついたり、完成がどんどんと遠のいてしまう方も多いと思います。

しかしそんな時は周りの方に意見を求めてみましょう。
今回の受賞者の皆さんはユーザーの声や視点を大事にしたからこそ、このような素敵なサービスを制作することが出来たのではないでしょうか。

RUNTEQでは実践型のカリキュラムや現役エンジニアの講師を通じて、みなさんのプログラミング学習の入り口からポートフォリオ制作まで全力でサポートいたします。

講師や運営だけでなく受講生同士でも本気で意見を交わしているRUNTEQだからこそ、より良いポートフォリオを制作することができます。
RUNTEQであなただけのポートフォリオを作ってみませんか?

RUNTEQにご興味のある方は、ぜひお気軽にキャリア説明会へお越しください! お待ちしております♪ https://runteq.jp/

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